民事再生の制度とは?
民事再生制度は、倒産の危機にある企業を再生させるために、裁判所が介在し、債務の一部免除や分割弁済を図っていくものです。
なお、民事再生制度は、企業だけではなく、個人でも行うことが可能です。
給与所得者再生とは?
給与所得者再生の対象になるのは、主にサラリーマンのような将来の収入が見込まれる人です。
また、たとえアルバイトであっても、収入の変動幅が小さく、容易に把握できる人は対象になります。
給与所得者再生の申し立ての要件は?
給与所得者再生の申し立ての要件は、次のようなものです。
■個人であること
■継続した収入を得ていて、収入の変動が少ないこと
■債務総額が3,000万円以下であること
※住宅ローンは除きます。
■過去7年以内に破産および免責を受けていないこと
■以下の最低弁済基準を満たしていること
・住宅ローンを除いた債務額
→ 99万円以下 ⇒ 全額
→ 100万円〜500万円未満 ⇒ 100万円
→ 500万円〜1,500万円未満 ⇒ 債務額の2割
→ 1,500万円〜3,000万円未満 ⇒ 300万円 |