消費者金融・ローン法律入門U



自社与信システム

自社与信システムについて

消費者金融(キャッシング)会社の与信システムは、クレジット会社のそれとはかなり違います。

クレジット会社の場合は、属性ポイント制をとっているので、その人の属性、たとえば会社員なら「5点」、借家なら「2点」というようにポイントを積み上げていって、その合計点が30点以上なら利用限度額が50万円に決定されるというようなしくみになっています。

他方、消費者金融の場合には、「属性モデル像」というしくみを採用しています。

この「属性モデル像」というのは、簡単にいうと、膨大な顧客データの中から申込者と同じような属性をもった人を探しだし、その人の利用履歴に基づいて、申込者の利用限度額が決定されるというものです。

要するに、申込者のモデルになった人が、過去に優良顧客であったならば、申込者も優良顧客として扱われますので、利用限度額も高めに決定されますが、反対にモデルがルーズな利用者だった場合には、申込者もルーズな顧客として利用限度額が決定されてしまいます。

ルーズな利用客と一緒にされてしまった人にとっては、納得できない面もあるかもしれませんが、なぜかほぼ当たっているそうですよ・・・。

関連トピック
信用情報機関について

関東圏の消費者金融(キャッシング)業界では、信用情報機関(全国信用情報センター連合会=全情連)は、情報センター名である「JDB(ジェイ・ディー・ビー)」と呼ばれています。

また、関西圏では、「LE(エル・イー)」と呼ばれています。

消費者金融の自社与信システムがどんなにすぐれていても、他社の利用状況については本人の自己申告以外には知りえないわけですから、どうしたって、加盟している外部の信用情報機関に頼らざるを得ません。

そして、この信用情報機関には個人のどのようなデータが管理されているのか気になるところですが、ここには顧客の「氏名」「住所」「電話番号」「勤務先」などの顧客情報と、「借入日」「借入場所」借入金額」「返済日」などの債務情報が管理されています。

信用情報機関には、こうした重要な情報が統合・管理されているので、消費者金融(キャッシング)業界では多大な影響力をもつ機関なのです。

ちなみに、信用情報機関を利用するのは、加盟しているからといってタダではありません。

1件につきいくらで料金が発生します。全情連の場合は、各地で料金が異なりますが、中央の情報センターから地方の情報センターにいくに従って高くなっていくようです。


勤務先確認
電話番号確認
信用情報機関
無担保無保証
全情連に登録されている人数

現住所確認
自社与信システム
信用情報機関の中でのトップ
免責不許
ブラックリストは1度のってしまったら最後

IT書面一括法
取立て
公正証書
破産手続き中の強制執行
譲渡所得
真壁
真正売買性
ステップ償還・ゆとり償還
不動産鑑定評価基準
RTC
消費生活センター
所有権の取得
水平投影面積
成年後見制度
総合課税と分離課税

Copyright (C) 2011 消費者金融・ローン法律入門U All Rights Reserved